白いジャージ4 ~先生とlove life~
家の少し手前で別れることにした。
手を振り合って、私だけが歩き出す。
たっくんは、私が見えなくなるまで見送ってくれるんだ、きっと。
ゆっくり歩く。
少しでもたっくんの心に残りたいから。
さよなら、たっくん。
私の大好きな人。
世界でたったひとりのたっくん。
月曜日のバイトはいつも楽しみだった。
たっくんに会えるから。
こっそりトイレに忍び込んで、キスしたね。
いろんな所へ連れて行ってくれたね。
わがままばかり言ってごめんね。
たっくん。
最高のお別れだったね。
しばらくはたっくんのことが忘れられないと思うけど、いいかな。
一緒にいた時間が長いから、忘れるのには倍以上の時間がかかるだろうな。
ありがとう。
私の彼氏になってくれて、本当にありがとう。
私を愛してくれて、ありがとう。