白いジャージ4 ~先生とlove life~
★先生目線★
―先生目線―
直が中田と食事をするというので、俺はひとりでラーメンでも食おうかと思った。
その時、俺は思い出した。
いつだったかな。
たっくんを誘って、飯を食ったことがあったな。
たっくんは、あれから俺に連絡をしてこなかった。
中田とたっくんは別れた。
それが、永遠の別れなのか少しの間だけの別れなのかは誰にもわからない。
本人達にも。
俺は電話をかけた。
そして、会う約束をした。
「よぉ。元気?」
俺の車の助手席に乗ったたっくんは、元気なわけねーだろ!と言った。
「何、そのジャージ。俺の真似してんの?」
たっくんは白いジャージを着ていた。
「たまたま家にあったんだよっ!!」
スネたような口調で、ふてくされた横顔。
「どうして連絡してこなかった?」
「したかったけど、できなかった。俺が間違ってるってわかってたし」