白いジャージ4 ~先生とlove life~
グアムは、日本から近い。
国内旅行かと思うくらいの短い時間で到着する。
「もう到着だって。早いね」
「俺、寝てたからまだ日本にいる気分」
着陸した飛行機の中で、先生が私の耳元に口を近づけた。
「一生に一度だから、思いっきり楽しもうな」
私は先生の腕に自分の腕を絡ませて、立ち上がろうとする先生を困らせた。
こうして、思ったことをちゃんと口に出して言ってくれるところが好き。
先生、好き過ぎるよ。
「先生…… 好きってどこまであるのかな?」
荷物を受け取る場所で、自分の荷物を探しているときに、私は変な質問をしてしまった。