白いジャージ4 ~先生とlove life~
「すげーよ!!直!!来て来て!」
ホテルの部屋に入ると先生は子供のようにはしゃいだ声で私を呼んだ。
「きゃーーー!!」
私はぴょんぴょんと飛び跳ねながら、先生のいるベランダへと急いだ。
私と先生の視線の先に広がっていたのは、夢のような風景だった。
海と繋がったプール。
ヤシの木の庭。
そして、大好きな夕日。
「日本と色が違うように見えるな」
先生はベランダの柵に手をかけて、夕日を見つめた。
「そうだね。綺麗……」
私は持っていたデジカメで、夕日で頬を染めた先生を撮る。
「俺も撮る~!」
先生は、夕日を見つめる私の横顔を写真に撮った。