白いジャージ4 ~先生とlove life~



「あ!!夕食の時間だ」



1日目の夕食は、ホテルから徒歩10分ほどの場所にあるレストラン。


新婚旅行の特典として、ワインが無料で飲めるらしい。




「ラブラブするのは、帰ってきてからにするか」



先生は、そう言って立ち上がり、寝転んだままの私に手を差し出した。




「お姫様、どうぞ」


先生の手に私の手を乗せる。


力強く引っ張られて、起き上がる私を、先生が受け止めてくれた。



「愛してるよ、直」



ぎゅっと抱きしめて、そっとおでこにキスをしてくれた。




ドキドキする私を放置して、先生は出かける準備を始めた。



私はその場で呆然と立ちすくんだまま。





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