白いジャージ4 ~先生とlove life~
やっと用意を終えて、部屋を出た。
エレベーターの中で、直の顔を覗き込む。
「お~い!まだ怒ってんのか?」
俺は、直の肩に手を回し、頬にキスをした。
「あ、笑った。ごめんな、直。許してくれる?」
直は、頬を少し膨らましながら笑った。
向かい合って、バイキングの朝食を食べた。
隣のテーブルには、弟の誠人と、直の姉の奈美がいた。
そのもうひとつ向こうのテーブルには、俺の両親と、直の両親。
チラチラとこっちを見るみんなに、俺と直は顔を赤くした。