白いジャージ4 ~先生とlove life~
庭に出た私達は、また感動して、大声を上げた。
「何これ~!!すごい!!」
「うおーー」
ヤシの木が並ぶ洋風の庭にはプールがある。
へびのようにくねくねした幅の細いプールが海まで伸びていた。
「入っていいのかな?」
「いいんじゃねぇ??」
先生と私は、プールの中へドボン!
「温かいね」
太陽をたっぷり浴びた水は、温かくて、気持ちが良い。
真っ青な空を見上げた先生は、上を向いて浮かんだ。
真似して浮かぼうとするんだけど、私はやっぱり下手くそですぐに水に沈んでしまう。
「ほら。こうやってこうして」
先生が私の背中に手を添えて、水に浮かせようとしてくれる。
「先生、かっこいい」
私は、かっこよすぎる先生に見とれてニヤけていた。
必死な表情の先生の顔に、プールの水をかけた。
「こら!真剣にやれって!!」
怒った顔もかわいくて好き。