危険な同居生活
カップラーメンが出来上がるちょうどいい時間ぐらいが経った時、静かな店内に大きな声が鳴り響く。



「ダーリン!居るじゃん!ミカと背丈も顔もちょっと似ているミサが!」


顔はミカには劣るけど、と最後に付け加えた事は聞かなかった事にしよう。



「確かに…ミサさんなら…」


「居るんですか?ミカさんと似たような方が?これは、運命だ!いや、運命だ!」


これが運命なら、アナタと出会ってしまった事を酷く後悔するよ。



結局、ミサさんとミカさんで双子キャラクターとしてモデルデビューの話で事が進んでいった。



「じゃ、また後日に詳しい打ち合わせを行いますので、ぜひ今度はもう一人の方も一緒にお願いしますね。ダーリン」



出入り口の扉から見送られる俺達。ミカさんは、モデルって言葉を理解してるのかしていないのか、とてもウキウキとご機嫌。


俺はというと、さっきから頭痛のような痛みに何度も襲われているんだけど。


モデルって話は別に悪くはない。二人共、容姿はカワイイしキレイだとは思っている。


ただ、俺の頭痛の種になっているのは……
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