危険な同居生活
外から入ってくるほんのりと月の光が、窓から部屋の中へ入ってくる。


すっかり、外は静かで、星も輝きを放っていた。


ーーパラリラ、パラリラーー


外は静かだというのは取り消そう。
今日も暴走バイクが、暴走している。


「あの…ところで…あなたは、天使なんですよ…ね?」


小さなチャブ台を挟み、近い距離で座る天使?の女性に問いかけた。


「はい。私は、天使です。」


俺が淹れたコーヒー牛乳をすすり、口元を緩めて笑って答えた。


自分で聞いたくせに、なぜか苦笑いになり、引きつる俺の口元。


やはり、上手く話せない。俺の部屋に、女性が居るってだけでもパニクるのに……


それに、天使って肩書きがついている。

どう…しよう。
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