危険な同居生活
寝起きの俺は、とりあえずミサさんとの距離を微妙に置く。


あの日から、もう三日は経ってはいるけど、やはり、何も変わらない。


俺は、自分を激しく責めては、爪楊枝を折る三日間。


でも、あの話を聞かされたら、断る事なんてできなかったのも事実だしーー……


今朝も俺の為に、朝食を作ってくれるミサさんの楽しそうな姿を見ていると、



「これで、良かったのかな…」


なんて言葉が、涎が若干ついている俺の口から漏れた。


あのミサさんの話が、再び、俺の頭の中に蘇る。
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