危険な同居生活
冗談は、さておき。


そんなある日の暑い昼間の事だった。



美容院から出て、漢字ドリルを大事そうに両手で抱えて、家へと向かって歩いていると、


通行人の人達が突然、同時に空を指差し悲鳴をあげた。



そして、慌てて俺の周りから離れていく。


突然の事で、キョトンとその場に立ち止まっている俺。



そういえば、通行人達が空を指差していたのを思い出し、俺は、ゆっくり顔を空へと向けた。



しかし、



空を見上げた瞬間、


ーーーガツーン!ーーー


激しい痛みが、俺を襲い、そのまま、その場に倒れ込んだ。


そして、意識が薄れ消えていく。
< 5 / 203 >

この作品をシェア

pagetop