危険な同居生活
一通り、軽く説明すると、おばさんは



「そうですか。そういう事でしたら、お任せ下さい。」



最初から、お店の人に相談しとけば良かった。そしたら、スキップする事なんてなかったし、怒られる事も…。


おばさんに案内されて、俺は、おばさんの後ろをスキップで追いかける。


さっき、怒られたばかりじゃないかー!


すぐさま、スキップを辞めてテクテクと後をついていった。


ヒールの音がやむのと同時に、おばさんの動きも止まり、ゆっくり振り返った。


もしかして、スキップをしたのバレたか?と一瞬、焦ったけど


「お客様、こちらが、今の若い人達に人気の服でございます。」



そう言うと、おばさんの後ろに鮮やかな服を纏うマネキン達がポーズを決めている。


もうすぐ夏って事で、ほとんどが半袖とかミニのスカート。


露出度が高い服達が、俺の視線を奪った。
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