危険な同居生活
綺麗に包まれた、あの露出が高い服を手に持ち、店を出た。


自動ドアからは、おばさんの熱い眼差し。


かなり顔を引きづり気味であろう俺は、軽く会釈をして家へと帰っていく。



もちろん、目的のモノをゲットしたからルンルン気分だ。



水たまりをジャンプで越えて、営業らしきサラリーマンには、ニイハオの挨拶。


今は、おやつの時間である3時だけど、もう、ニイハオでいい。


一人で、待たせているミサさんに、これ以上は待たせてはいけない。


店の文字が書かれている袋を、しっかり落とさないように手に持ち、俺は急いだ。


「待ってて下さい!ミサさ~ん!」


今なら、世界新記録が出せるような勢いを感じた。


そうとう、俺の頭は、おかしいんだとも感じた瞬間でもあった。
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