危険な同居生活
次の日、早速、朝から外へと出掛けた俺達。


二人並んで歩いていても、今日は視線を気にならな……


いや、いや、


気になる視線を感じる。すれ違う男達のトロンとした目。



その目は、俺に向けられたモノじゃないのは理解している。


一緒に肩を並べて歩く隣のミサさんが原因だろう。



羽は、長いシルバーの髪に紛らわすように隠してはいるけど、昨日買った服装のせいだけではない。


ミサさんの癒やしを与えてくれるようなカワイイ容姿が、男達の視線を奪っている。


何か、胸の中に、モヤモヤした気持ちが込み上げていた。
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