危険な同居生活
待っている間、ミカさんに一応、出掛ける前の注意点をいくつか述べた。
まずは、羽の事。
ミサさんと同じく、ロングの金髪の中にしまい込んでもらった。
歩くのは疲れるから嫌だと、最初は渋っていたけど、お願いすると、何とか了承してくれた。
それから、街では暴れないようにと、棒状のステッキを部屋に置いていく事も約束。
これも、渋って拒否をするミカさん。何かあったら、ダーリンを守れないと強く訴えてきた。
が、何かある時は、ミカさんに本名がバレた時だから大丈夫。
何かしらの適当な理由をつけて、なんとか了承を得た。
後は、何かあるだろうか?
考えているうちに、ミサさんの片付けも終わり、水の音が止んだ。
流し台の下に備えているタオルで手を拭き、ミサさんは、ようやく俺達の前に戻ってきた。
「お待たせしました。遅くなりすいません」
頭を下げて謝るが、そんな事は微塵も思ってなんかない。
むしろ、いつも感謝で、逆に申し訳ない気持ちなぐらいだ。
「遅い!遅い!ミサー!」
隣のミカさんは、意味不明なブーイングの嵐を巻き起こす。
そんなに怒るなら、少しは手伝いなよ。
まずは、羽の事。
ミサさんと同じく、ロングの金髪の中にしまい込んでもらった。
歩くのは疲れるから嫌だと、最初は渋っていたけど、お願いすると、何とか了承してくれた。
それから、街では暴れないようにと、棒状のステッキを部屋に置いていく事も約束。
これも、渋って拒否をするミカさん。何かあったら、ダーリンを守れないと強く訴えてきた。
が、何かある時は、ミカさんに本名がバレた時だから大丈夫。
何かしらの適当な理由をつけて、なんとか了承を得た。
後は、何かあるだろうか?
考えているうちに、ミサさんの片付けも終わり、水の音が止んだ。
流し台の下に備えているタオルで手を拭き、ミサさんは、ようやく俺達の前に戻ってきた。
「お待たせしました。遅くなりすいません」
頭を下げて謝るが、そんな事は微塵も思ってなんかない。
むしろ、いつも感謝で、逆に申し訳ない気持ちなぐらいだ。
「遅い!遅い!ミサー!」
隣のミカさんは、意味不明なブーイングの嵐を巻き起こす。
そんなに怒るなら、少しは手伝いなよ。