危険な同居生活
午前九時


俺達は、仲良く?並んで街へと向かって歩き出した。


あの警官騒動以来のお出掛けになる。


四日ぐらい間隔は空いているから、大丈夫だとは思うが、顔がバレているから油断はできない。


俺だけは、辺りをキョロキョロと見ながら歩く。



まだ、朝の早い方だから、そんなに太陽の熱も感じない。


しかし、俺の纏わりつく人の熱は急上昇中。


「ダーリン、ミカには、どんな服が似合うかなー?ダーリン好みにミカを染めちゃっていいから!」


とても嬉しそうに、ミカさんの言葉が弾みっぱなし。


ミカさんとは反対の俺の左側を歩くミサさんは、というと……


「パフェ、パフェ、パフェ、パフェ……」



部屋を出てから、鳴り止まないパフェコールの連呼。よく息が保つなーと感心さえする。



よほど食べたかったんだね。そんな姿を見てると、俺の胸はトキメキ、やっぱりカワイイと思う。



最近、やたらとミサさんを見てると、そういうカワイイ一面が見え隠れする。


その度に、俺の胸はリズムを刻み出して、ウキウキ状態になってしまう。
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