ジェネシス(創世記)
教育基本法を制定し、義務教育を実施した。学校を数多く設立した。過疎地での教育制度も、充実させた。図書館も設置した。

民たちの学力は数段と上がり、優秀な人材は、国家財産となった。科学にも力を入れ、その基礎研究費用には莫大な資金を注いだ。

「主は、密雲の中にとどまる、と仰せになった(列王記、上)」

 三人の神官や司祭者たちの居住地となる、「大神殿」を再建させた。この神殿の内部のどこかに、建築業者の頭領チョウゲンが、自分の大切な作業道具「ノミ」を置いたという話を、聞いたことがある。

それだけモンの神殿に誇りを持ち、自分で築いた証として残したかったのであろう。将来、だれかが発見してくれることを祈りたい。

 国会議事堂、「ラエルハウス」が建てられた。今までは、国王と軍部たちが国家の動向を左右していた。それをモン国王は改めた。

市民の中から、選挙によって国会議員が選出された。女性の国会議員も進出した。公職選挙法、国会法などが施行された。



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