ジェネシス(創世記)
アリス

「徳は、知と意志と忍耐による」

 紀元前三八四年頃生誕したアリスは、医者である父をもち、プラトを師として学んだ。アリスによって学問が幾つも体系化されていった。哲学の概念の中に、認識や知識の基礎を理論づけていった。

「全ての人間は死す、ソクラテスは人間である。ゆえにソクラテスは死す」

 二つの命題から一つの結論を導き出す、そんな「三段論法」を編み出した。動物生態学や天文学にも精通していた。アリスはアレクス大王の教育係の教師でもあった。

「国家の運命は、青年の教育にある。羞恥心は青年にとっては装飾である、老人にとっては不真面目である。快楽は常に来ると思うな、常に去るものと思え」

 この三人が私の最も尊敬する哲学者だ。そして新たなるギリシャ時代の幕が開かれた。



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