も死。



「ここは?」


見覚えのある光景で、相変わらず窓からの光に頼った部屋の中は薄暗かった。




「お目覚めになりましたか。」


ソファーに寝ていたらしい俺は座り直し、入れて貰った紅茶に口を付けた。




「どうでしたか?死んでみるのは。」


男は楽しそうに笑っている。


けど俺が戻ってくるのを確信していたように…。




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