蝶々結び
「もしもし……」
弾む心を抑えながら、出来るだけ落ち着いた声で電話に出た。
「あのさ……今から、会えねぇかな?」
「今から、ですか……?」
予想外の言葉に驚きながらも、顔が緩んでいくのがわかる。
「あぁ、家の近くまで迎えに行くから。無理か?」
「いえっ……!一人で大丈夫です!どこに行けばイイですか!?」
喜びを隠せないあたしは、弾んだ声で尋ねた。
「うちのアパートの横に、公園があるだろ?今、そこにいるんだ」
「わかりました!」
あたしは上杉先生の返事も待たずに電話を切り、パーカーを羽織ってリビングに行った。
「ちょっと出掛けて来るね!」
「どこに?」
「コンビニ!」
「気をつけてね」
そう言った母に背中を向けながら頷いて、家を飛び出した。
弾む心を抑えながら、出来るだけ落ち着いた声で電話に出た。
「あのさ……今から、会えねぇかな?」
「今から、ですか……?」
予想外の言葉に驚きながらも、顔が緩んでいくのがわかる。
「あぁ、家の近くまで迎えに行くから。無理か?」
「いえっ……!一人で大丈夫です!どこに行けばイイですか!?」
喜びを隠せないあたしは、弾んだ声で尋ねた。
「うちのアパートの横に、公園があるだろ?今、そこにいるんだ」
「わかりました!」
あたしは上杉先生の返事も待たずに電話を切り、パーカーを羽織ってリビングに行った。
「ちょっと出掛けて来るね!」
「どこに?」
「コンビニ!」
「気をつけてね」
そう言った母に背中を向けながら頷いて、家を飛び出した。