向日葵
「おいミネ・・おめー」
「ごめんなさい・・邪魔だったらいいんです。私は鈴木くんと食べたかっただけだから・・」
彼女がペコリと頭を下げた。
「雨宮、別にいいよ。3人で食べても」
俺が言うと、彼女も机をくっつけ、和気あいあいと食べ始めた。
それからは、3人でご飯を食べたり、一緒に行動したりすることが多くなった。
そしてこの日も、3人で昼休みを過ごしていた。
「雨宮は、洋楽聴いたりする?」
俺が聞いた。 
「洋楽・・は、あんまり聴かないかなぁ・・。時々お兄ちゃんが聴いたりするから、それを聴いたりする時もあるけど・・」
「ふうん、ミネは?」
「俺?俺は全く。音楽自体あんま興味ねー」
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