向日葵
俺が歩きだし、購買に向かうとそこはすでに人だかりができていた。
後ろに振り返ると福山が居る。
「・・おまえさ、何なの?」
「鈴木くんに許してもらいたくて・・」
「だから、もういいって言ってるじゃん、つきまとうな」
俺が冷たく言い放つと、彼女は肩を落として教室に帰って行った。
「ほら、あんた、最後の一個だけど。いるかい?」
目の前で購買のおばちゃんが言っている。
「あ、はい」
「じゃあ、105円ね」
後ろにはまだ男子生徒や女子生徒がいっぱい居たのに、めずらしく購買でパンが買えたことがなんとなくラッキーだと思った。
それからは、なんとなく福山と目を合わすのが気まずくなった。
和解したのだけれど、彼女は未だ納得がいっていないのか。
俺がちゃんと許せばよかったのか。
曖昧な言い方をしたのがいけなかったのか。
ほんと、女子ってわからん。
後ろに振り返ると福山が居る。
「・・おまえさ、何なの?」
「鈴木くんに許してもらいたくて・・」
「だから、もういいって言ってるじゃん、つきまとうな」
俺が冷たく言い放つと、彼女は肩を落として教室に帰って行った。
「ほら、あんた、最後の一個だけど。いるかい?」
目の前で購買のおばちゃんが言っている。
「あ、はい」
「じゃあ、105円ね」
後ろにはまだ男子生徒や女子生徒がいっぱい居たのに、めずらしく購買でパンが買えたことがなんとなくラッキーだと思った。
それからは、なんとなく福山と目を合わすのが気まずくなった。
和解したのだけれど、彼女は未だ納得がいっていないのか。
俺がちゃんと許せばよかったのか。
曖昧な言い方をしたのがいけなかったのか。
ほんと、女子ってわからん。