Wrath~止まらない怒り~



それは焔君によって
止められた。



痛いくらい腕を
掴まれ私は振り帰り
抵抗しようとした。


「はなっ…」


出しかけた
声が恐怖のあまり
凍りついて
出て来なかった。



振り返りった焔君の
形相が、まるで悪魔が
乗り移ったかのように
険しく、とても
恐ろしかった…。



「どうするんだ?
アイツに本当の事を
言うのか?」





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