Wrath~止まらない怒り~



ある人物を探して
徘徊していると
俺を呼ぶ声がした。


けれど、今の俺は
その声に傾ける余裕は
なかった。



声の主は苛立ちから
俺の肩を強く掴んだ。


「おい焔、俺が呼ん
でるんだ返事しろよ。」


「王、何だよ。
急いでるから離せよ!」


振り払おうとしたが
王は逃げれない
ようにする為なのか
掴んでた腕を更に
力が入った。


「大事な話しがある
少し付き合え。」





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