Wrath~止まらない怒り~
「あたし達は仲間だし
二度と会えない
訳じゃないからね。」
「王か…?
アイツは顔も良いし
頭脳・財力・権力
持ってるからなのか?
だったら…」
「ウザイ男…
当たり前でしょ?
あたしの美貌に
釣り合う男じゃなきゃ
満足しないの!
王だからじゃない。
あたしに相応しい
男じゃないと
満足しないのよ!」
あたしは立ち上がり
荷物をまとめた。
「さようなら怠…」
一度だけ振り返り
吐き捨てると
マンションを出た。