Wrath~止まらない怒り~
“例え、そうだとしても
鏡花は渡さねぇ!!
どんな事をしてでも”
携帯を持つ手が
恐怖と怒りで震えた。
俺は可能性は
低いけれど焔の家に
何か情報があるかもと
思い向かった。
焔の家に初めて行く
俺は探すのに苦労した。
以前、焔がどの辺に
住んでいるとしか
聞いてなかったから
一軒ずつ調べて
探したからだ…。
あの頃は他人の
事に興味が無かった
俺はそんな話しを
聞き流していた。