Wrath~止まらない怒り~
あれから一週間…
やっと焔の家を見つけた
俺は玄関のチャイムを
鳴らし扉を叩いた。
だが、虚しくも辺りは
物音すら聞こえないほど
静かだった。
その時、扉が開いている
事に気づき
俺はノブを回してみた。
扉は開けると恐る恐る
中に入った。
家の中を
探索するように
見て回って俺は妙な
違和感を感じた。
焔は両親と三人で
暮らしていると
聞いていたなのに…
散らかった部屋は
複数の物ではなくて
明らかに服も
食べた残骸から
一人分だった…。