Wrath~止まらない怒り~



「また、来るから。」


そう言い部屋を
出て行って扉が閉まり
頬に温かいものが
流れ落ちた。



涙…?


何で涙なんか出るんだ?
焔が死んだ時でさえ
出なかったのに…



元いた狭い部屋に
戻っても
俺は手紙を見ようとも
しなかった。


今まで親父が
自殺した原因は
俺なのではと思って
いたから読むのが
怖かったからだ…。





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