Wrath~止まらない怒り~
咄嗟に口を抑えられ
あたしは恐怖で
身体が震えた。
『お前の母親が
悪いんだ。
俺と結婚したくせに
違う男に
色目使いやがって…』
『お前が責任とれよ…』
あたしは10歳の時
義理の父親に犯された…
初めて味わう感覚と
痛みに涙が
溢れ止まらなかった。
毎晩のように
あたしの身体を求める
義理の父親と
あの女が憎かった。
だから…
あたしは絶対
あの女のように
ならないと決めた。