Wrath~止まらない怒り~


家に帰ってからも
色の事が気になって
仕方なかった。


不意に部屋の扉が
叩かれた。


「王さん、お父様が
話しがあるそうです。
書斎まで
いらして下さる?」


「すぐ行きます。」


母は遠慮がちに
俺に伝えると
安堵の表情を浮かべ
静かに扉を閉めた。



俺は開いていた
本を閉じて部屋を出て
父のいる書斎に
向かった。





< 79 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop