Wrath~止まらない怒り~



「生徒会は将来に
何のメリットもないと
判断したからです。
今時、会長を勤めた所で良い評価は
得られないかと…」



ダン!!


俺の言葉を
遮るように父は机を
叩きつけた。



「黙れ!!
言ったはずだ。
お前は我が家の
長男であり弟や妹達の
良い見本になければ
ならない。
そして家督になる
人間だ。
これが、どういう
意味かお前は
分からないのか?」


「いえ…」


「なら、生徒会に
立候補するんだ
分かったな?」





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