Wrath~止まらない怒り~



俺は、ただ一向
街を駆け抜けた。


見覚えのある姿を
見つけ俺は叫んだ。


「王!!」


王は足を止め
ゆっくりと振り向いた。


「なんだ?」


「一つ知りたい。
何で俺に
教えに来たんだ?」


僅かな沈黙の後
王はゆっくり口を
開いた。


「別に…。
ただの気まぐれだ。」





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