初愛〜 恋と呼ばないで〜
はじめての気持ち
いつからだろう…あなたを目で追うようになったのは… いつからだろう こんなに胸が苦しくなったのは……


「あみ....あみってば!」

私は はっとし顔を上げると目の前には呆れた顔の友達がいた


「どうせまた内田の事でも考えてたんでしょ?」とからかわれる

「ち…違うよ…ほらもうすぐ夏休みだからその事を…」とごまかしてみるけど 親友の加奈には全部お見通しのようだ



まあ いいけどと言いながら机を動かし座った

そっか...もうお昼なんだ


ドクン ドクン お昼という言葉に反応するように心臓が脈を打つ

お昼の時間だと言うことは
彼を見つめられる時間ということで..


席は遠いのに 窓側が好きらしくお昼は友達の席にくるのでちょうど加奈越しに彼の姿が見える


いつも 加奈と話しながらこっそり見つめられる

わたしの最大の楽しみの時間なのだ
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