†赤月学園†



そう言い、父はマイクの電源を入れた。



「特異クラスの虹野先生、理事長室へ来て下さい」



とだけ言った。



「虹野先生は、知ってんの?私が《赤き死神》だと」


「知ってる。だから、特異クラスへ入れた。あそこは、授業らしい授業より実戦を重視する唯一のクラスだ」



「成る程。じゃあ来たみたいだね」



その言葉が終わると同時に、ドアが開いた。




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