【君のカラダに接続中】

あの時…電車がもうすぐそばまで来てた時…


『ん…っおい！？
　
　紀伊斗！？

　何やってんだ！！！』


彼女を乗せていた自転車を投げ捨て、

俺のトコロへ全力疾走してきたアイツ。


おかげで彼女も擦り傷を負ったらしい。




ミズトが俺を助けてくれた。

俺なんかを助けてくれた。