【君のカラダに接続中】
『あっ・・・じゃああたし帰りますんで・・・。

 さようなら!』


ヨウコはこれからピアノのレッスンがあるらしく、

あまり長居できなかったそうだ。



それなのにあたしなんかのためにお見舞いに来てくれた・・・。



「ヨウコ・・・!」



『なあに?』



「・・・ごめんね・・・。」



あたしはヨウコに聞こえたか

聞こえてないか・・・

よく分からないくらいの

か細い声で謝った。







< 270 / 350 >

この作品をシェア

pagetop