ケロケロ。
第一章‥溺愛
ねぇ、好きだよ?
私の気持ち伝わってるかな‥
「今週は休みが1日しかないよ。」
りー君と何時ものように
電話で話していると
疲れきった声で言った。
でも決して「疲れた」と言わない、
それがりー君でした。
「あゆみもバイト頑張って。」
そう言って電話越しで笑うりー君は
いつもの優しい優しい声だった。
電話を切ろうとしても
あと10分あと10分と長くなり
いつも1時間以上は電話してた。
別に付き合ってるわけじゃない
りー君の隣には彼女がいて
私は叶わない恋をした。