ケロケロ。

「お先に失礼します。」
バイトも終わり、私は
りー君にメールを返信した。

1時間が過ぎたが
りー君からのメールは無かった。
もの凄く気分屋の、りー君は
電話してくる時もメールの返信も
多いときと少ないとき、
そして全く無いとき。
ハッキリと分かれていた。

「今日は電話ないかぁ‥」
そう思い私は布団に入った。

電話がない日は
寂しさに負けて自然と
涙が溢れる日も少なくなかった。

だけど‥りー君は
気分屋なんかじゃなかった。
電話が少ない日の理由を
私は後々知ることになるとは
思わなかった。
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