私､いくら?

行為を終えて服を着る

｢ひなちゃん､ありがとう
気持ち良かったから8万円｣

と言って8万を差し出す
私はそれを受け取り
ﾎﾃﾙを後にした｡

あの人が
私につけた値段は8万円

8万とか高すぎるよ

そう思いながら
街を1人で歩く

すると前から
見覚えのある男が
女を連れて歩いて来る

私はじーっと男を見る

すると男がこっちに気付き
私のほうへ走ってきた

｢ひなぢゃん!
超久しぶりぃー☆｣

｢あぁ!周ぢゃん
なにしてんの?｣

｢さっきﾅﾝﾊﾟした子と
街にﾃﾞｰﾄに来たの☆｣

と笑いながら言う
こいつの名前は
森山 周(ﾓﾘﾔﾏｼｭｳ)
同じ高校の友達
飲み仲間ってとこかな?

見た目はｷﾞｬﾙ男
黒く焼いた肌が目立つ

その周が
ﾅﾝﾊﾟしたという女は
可愛らしい白肌の子だ
茶髪で巻いた髪がよく似合う

とても純粋そう‥
私はついつい見とれて
その女の子から
目が離せなかった