☆★グリン・ピース★☆
母の慈愛が

一気に自分に流れてくるのを

感じた。


俺は今まで人生を

ゲームのように生きてきた。


それは、母を悲しませている

父への反発に他ならなかった。


でもその母が

父を恨むどころか

心から愛しているのだ。


俺がやってきた事への報いは

許されるというのか・・・?


母は許すというのか・・?


母の前で俺は泣けるのか・・?


実麗の憎しみに歪んだ顔が

叫んだ声が浮かんで消えた。


「貴方なんか・・・

死ねばいいのに・・!」


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