☆★グリン・ピース★☆
「まあ、

社長がそう仰るんでしたら

うちは構いませんが・・・

これでお役目はお終いってことで

いいんですか?」


「よくやってくれた。

謝礼は後日支払うから

待っていてくれ。」


「わかりました。」

そう言って黒いカバンを

差し出した。


「じゃあ、光、

明日の午後3時の約束だ。

大切な物だから頼んだぞ。」


「わかってるよ。

父さん。」


光は大事そうにカバンを抱え

にっこりと微笑んだ。


父のそれとは違って

叶野の眼光は鋭かった。
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