☆★グリン・ピース★☆
小走りに近づいていくと

それは海に姿を見せなくなって

3年以上会ってない

少し大人びて髪の伸びた

実麗だった。


東京の高校に行ったと聞いた。


夏休みで帰ってきてるのか?


実麗は振り返り

光を見つけると

少し悲しそうに微笑んだ。


「久しぶりだね。

間宮くん。

名前ちゃんと知っとるよ。」


「ああ、俺も婆ちゃんに聞いた。

実麗だろ?

俺の事覚えてたんか?

・・コロ・・元気だよ!」


こんな天気の中で

俺たちはまたコロの話をした。




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