☆★グリン・ピース★☆
婆ちゃんの愛情に包まれ

両親には放置され

将来に何の希望もなかった俺は

この時衝動的に決心した。


「俺、東京に行くよ。

実麗に会いに・・・

今は頼りにならないけど

俺、高校になったら

父さんたちのとこに行く。

だから・・・待っててな。」


「うん。待ってる。」


幼い俺はその約束を

真実だと思い込み

忘れなかった。


俺より早く大人になった実麗は

そんな約束を本気にしちゃ

いなかった・・・


ただ・・・それだけの事。




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