☆★グリン・ピース★☆
実麗は点滴とベッドに

縛り付けられ

身動きが取れなかった。


こんな時に

信じて待つしかないなんて

そんなことできるわけない!


心が破裂しそうだった。


あまりの興奮状態に

看護士がきてまた

何かを注射された。


「嫌だーーー!

死んだって

彼の側にいきたい!」


暴れながらまた

意識が朦朧としてきた。


悔し涙が後から後から

頬を濡らした。


私だけがいつもこうして

のうのうと生きている・・・


私だけが・・・

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