☆★グリン・ピース★☆
葵は姿をくらました。


光を刺してしまった事への

罪悪感と、

そのために自首した父への

申し訳なさ、

そして、今頃になって

初めて告げられた兄の存在・・


そのすべてが、葵に重く

圧し掛かってきた。


<一体、俺は何バカな事

やってんだ・・・?

俺は周りの人間を不幸にしている

それは間違いない。

自首するべきか・・・

しかし、果たしてそれを

父さんは望むのだろうか?>



叶野がいない今

葵には相談できる家族はいない。


大人達の渦に完全に飲み込まれ

葵は混乱していた。


<畜生! よく考えるんだ>
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