☆★グリン・ピース★☆
「ええ、すべてを聞いたわ。

驚いているのは貴方だけじゃない。

私もその渦に巻き込まれた一人

きっと話が合うと思うわ。

警察は24時間開いてる。

貴方に話しておきたい事があるの

自首するのはそれからでも

遅くないわ。付き合って!

暖かいものでも食べましょう」


よく考えたら朝早くに

病院食をとってから

何も食べていなかった。

急にお腹が空いていることに

気が付いた。


慌てて走ってきたから

お金も持ち合わせていない。


彼女の柔らかい雰囲気に

姉のような母のような

奇妙な親近感を感じた。


俺の事を探してくれていた事は

確かだった。


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