☆★グリン・ピース★☆
実麗は少し離れた

ファミレスに車を入れた。


「とにかく何かお腹に入れて

落ち着きましょう。

お兄さんの事を話すから」


葵は黙って従った。


実麗はもう弱い実麗ではなかった


何とかこの二人に

兄と弟として繋がってほしい


自分にできる事はこれしかない


葵の心を溶かし

傷ついた光の役にたちたかった


同じように葵も傷ついたのだ。


自首する前に

光やみんなの気持ちを

わかってほしかった。


この目の前にいる少年は

かけがえのない自分の弟に

なるのだから・・・
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