☆★グリン・ピース★☆
目の前に座り

ハンバーグを注文した

この少年を見ていると

何日か前にそんな大それた事を

しでかしたなんて

想像がつかないくらい

幼く気が弱そうだった。

実際のところ、実麗も

何からどう話せばいいのか

躊躇った。


間宮の電話の声が

あまりにもいつもと違って

焦っていたし

動けない光の代わりに

何かしたい!という思いから

車を借りて葵を探し始めた。

顔も知らないのに・・・

何故かきっと会える気がした。


いや、会えたらそれが運命だから

自分に課せられた役割があるのだろう


そんな一か八かの賭けだった。
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