☆★グリン・ピース★☆
「最初は・・・

記事にしてやろうって

野心がありました。

でも、何度かお会いするうちに

彼との間に共感できる部分が・・

彼は母親の顔を知りません

そして聖哉は父親の顔を。

それは私の責任ですが・・・

彼の中の孤独や悲しみ

複雑な人間関係の中で

事件を起こした背景を

詳しく知りたくなりました。」


「それで、葵君と・・・?」


「はい。

興味を持ち始めました。

そして、お兄さんとの事

身代わりになったお父さんの事

そして、貴方の事

それから・・・

光君のお母さんの事も聞きました

彼はお葬式に行けなかった事

悔やんでました。」


この人のパワーと真っ直ぐさが

葵を大切に思っていることを

素直に表現していた。


実麗は少し羨ましくも感じた。

初対面でも直球で心に入ってくる

凛の天性の性格を・・・
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