☆★グリン・ピース★☆
忙しい日常の中でも

忘れた事はなかった。


でも女の意地か

葵を思う姉のような愛しさか

正直わからなかったけれど

あえて探さなかったのは


彼の気持ちを尊重したかったから・・


校長先生の話が終わり

保護者の説明会があり

クラス分けも終わった。


解散になって体育館を出ると


知らない人ばかりの中に

懐かしい顔を見つけた。


驚くことにそこには

実麗と陽南子・・・

その傍らに父親らしき人物、

光がいた。


葵を思い出してしまう程に

醸し出す雰囲気が同じだった。


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